2013年8月12日月曜日

小田原でのワークショップ。

先週の日曜日、小田原で年2回行われる、
軽トラ夕市(けいとらゆういち)」というお祭りに
sakkaya」のメンバーとして参加しました。
今回はそのイベントのレポートです。


「sakkaya」とは、イラストレーターを始め、
陶芸家、彫刻家、 ロートアイアン作家、デザイナー、音楽家など
様々な分野の若手作家たちの集団です。
当日は店舗の中で幅広いアート作品を販売しました。


2ヶ月前に友人でデザイナーの高橋くんからの紹介で
このイベント内で「ワークショップ」をやらないかと
彫刻家のひでひこさんからお誘い頂き、
普段とは違う活動をして、他分野のアーティストから刺激を受けられればと思い
是非にと、やらせて頂くことになりました。


ワークショップの内容は、
会場となる「小田原」の雰囲気と季節感を絡ませ、
花火」を参加者のみんなで描くワークショップをする事にしました。

方向性は決まってからは、どんな仕掛けをするか、
どうしたらお客様に楽しんでもらえるか、意見を出し合い
最終的には下の完成予想図になる様な仕掛けを考えました。
(※仕掛けの解説は後ほど…)


自分ひとりでは絶対に考えられない形にまとまったので
他分野の方達と意見交換ができた事はとてもとても貴重な経験になりました。


そして、形が決まれば、早速着工。
今回の画面はタタミ1畳分のパネルが3枚の180cm×270cm。
まずはそのベニヤのパネルの毛羽立ちを1枚ずつ丁寧にサンディングしました。
綺麗になったら、パネル3枚を角材で補強し合成。

次に原画を拡大し、富士山と小田原城をパネルのサイズにぴったりに合わせる。
白く残す花火の部分はマスキングテープで製作。
花火は全部で3つ。 
左の大きいものはロートアイアン作家の上原すすむさん作。
右の小さいのは友人でデザイナーの高橋くん作。
大変助かりました。


そして、全面を黒塗り。
黒いラインで残す小田原城と富士山は、その上から更にマスキングし、原画をトレース。
線に沿ってカッターで切り抜くという一番大変な工程は
全てひでひこさんがやってくださいました。何から何まで本当にありがとうございました。
城の細かな部分等は本当に骨の折れる作業だったと思います。

最後にマスキングの部分をまた塗りつぶし、下準備の完成です。


そして、いよいよ本番。
8/4(日)の13時からお店がオープンしました。

当日はワークショップの受付もしつつ、ちょいちょい似顔絵屋さんもしました。
素敵に撮って貰いました。






同時進行していたワークショップはどんどん形になっていきました。
名前は「みんなでペタペタ花火を描こう!」
ペタペタとみんなで1つの作品を制作します。

お客様が描いてくれた花火の一つひとつ。
なんと、弓矢でインクを飛ばしています。
コツの掴んで飛ばせるとなかなかの達成感があります。
弓矢は上原すすむさん作。

インクの跳ね返りの対策もブルーシートで万全です。

子供たちの楽しんでいる様子が見れて感激。
やりたかった画はまさにコレでした。

小さい赤ちゃんも抱きかかえられながら描いてくれました。

みんなの花火も沢山埋まったので、ここでいよいよ仕掛けの公開。
黒の下に潜んでいたマスキングをみんなで剥がします。

当初はスタッフだけで剥がすつもりでしたが、子供たちも率先してやってくれました。

そして、完成。

パソコンで描いた完成予想図より、ずっと素敵な大迫力の小田原の花火になりました。
お城も富士山もしっかり映えてます。

当日のsakkaya様子とワークショップの工程はコチラの動画でとっても素敵に編集されてます。
 是非是非見てみてください。



お陰さまで素晴らしい仲間たちと夏の素敵な思い出が出来ました。

誘ってくださって本当にありがとうございました。
本当に本当にお疲れ様でした。

2 件のコメント:

がんじー さんのコメント...

ナリタさん

初めてコメントさせていただきます。
仙台市で似顔絵を描いているがんじーと申します。

すてきなワークショップですね!

できあがりの花火、
それぞれの色が映えて
目に鮮やかです。すてきな作品ですね。

当日の似顔絵も
どれもかわいらしく
とてもよく似ていて、
いい感じですね!

narita sosuke さんのコメント...

がんじーさん

どうもご無沙汰してます!
コメントありがとうございます!!

普段は自分一人で制作をしますが、
こうやって自分の手を離れて
だんだんと想像してない形に出来上がっていくのは
とてもいい経験でした。

似顔絵も褒めていただいてありがとうございます!